線維筋痛症

線維筋痛症とは、全身に痛みが伴う原因不明といわれている病気で、血液検査でもCTでもMRIでも異常な結果が出ません。


うつや自律神経症状を併発することがあります。


悪化すると痛みはひどく痛風のように小さな刺激でも激痛がはしり、日常生活も困難になることがあります。


この病気の原因は不明といわれていますが、原因不明の病気の多くはストレスが原因していることから、線維筋痛症の原因もストレスであることが考えられます。


その原因であるストレスは4つに分類することができるのですが、4つのストレスについて確認したい方は「うつの原因と4つのストレスのページ」をご覧ください。


線維筋痛症に限らず、どんな病気でもストレスを少なくすることで治るとは言いませんが、症状は軽減することが非常に多いです。

なぜなら、症状と自律神経が深く関わっているからです。


さて、そんな繊維筋痛症ですが、アメリカノースカロライナ州のディーン内科医が行った研究で軽い運動が、痛みを軽減させる可能性があるとの報告をいたしました。


今まで線維筋痛症の方は、運動を始めると痛みが悪化するので不安になり、運動を辞めてしまことが多かったそうですが、今回の研究では続けてもらったそうです。

すると、痛みが悪化するということはなかったそうです。


また、ゆっくりの散歩などの軽度の運動よりも早歩きのような中程度の運動の方が、痛みを軽減させる効果があったようです。


これは何故なのでしょうか?


先ほどお伝えしましたとおり、線維筋痛症は原因が不明といわれていますが、私の見解ではストレスです。

その原因であるストレスを軽減させるのに、体を動かすというのは効果的だからです。


なぜストレスに運動が効果的なのか

では、なぜ体を動かすのがストレスを軽減させるの効果的なのか?


ストレスとは本来「生命の危機」を知らせるためのものだからです。

生命の危機の時には体にはエネルギーが生まれます。


例えば、自然界でストレスを感じればそれから逃げるように体を動かします。

シマウマはライオンのにおいをかいだり姿を見たりしたらストレスに感じて走って逃げます。


これはシマウマのような哺乳類だけでなく、1000分の1ミリの大きさしかない大腸菌でさえ同じです。

(大腸菌は有害物質が近づくと鞭毛を回して逃げていく)


この逃げるという作業には必ずエネルギーが必要になります。

分かりやすくいえばカロリーです。


シマウマが走って逃げるのも大腸菌が鞭毛を回して逃げるのもエネルギーが必要なのです。


そしてシマウマも大腸菌もそのエネルギーを使って逃げます。

逃げ切れば生き続けられるし、逃げ切れなければ死にます。


重要なことは、シマウマも大腸菌もストレス時に生まれたエネルギーをちゃんと使っていることです。

しかし、我々人間はストレスを感じても走って逃げるということをほとんどしません。


つまり、ストレスで生まれたエネルギーを使っていないのです。


我々の人間は生物として高等に発達したおかげで、日頃の生活の中で野生動物のように生命の危機を感じることはほぼありません。


ではストレスがないかというと、そんなことはありません。

多くの人日々ストレスを感じています。


つまり、我々人間は生命の危機という生物学的ストレスを感じることは少ないが、社会的ストレスを非常に感じるのです。


そして、社会的ストレスは走って逃げなくても命が危険になることはないというも重要です。


社会的ストレスもストレスなので、体の中にはエネルギーが生まれます。

しかし、社会的ストレスは走って逃げる必要がありません。


つまり、体の中に生まれたエネルギーが消費されません。


これが多くの病気の原因がストレスによるものである理由であると、私は思っています。


つまり、運動で症状が改善したのは、

今まで感じていたストレスに対してのエネルギーを解放させたと考えられます。


軽度の運動よりも中程度の運動の方が、症状の軽減率がよかったのもうなずけますね。


ちなみに、線維筋痛症の方は不眠にもなりやすいですし、うつ病にもなりやすいです。


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