レベルアップセミナー23のご案内
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レベルアップセミナー23 テーマ ： ソマティック・サイコセラピー
『ソマティック・サイコセラピー』は和訳すると「身体心理療法」といい、うつセミやめまいセミナーなど、日本自律神経研究会の様々なセミナーの中にちりばめられている体と心を同時に改善させる方法の元になっているアプローチ法です。
今回はこれを臨床の現場で使えるよう、体系的に分かりやすく学べるようにいたしました。特に施術だけでは治りきらない患者さんの症状改善に効果を発揮するでしょう。
ソマティック・サイコセラピーの理論を一つご紹介すると…
体には、本人さえ自覚がない「動きの癖」が埋め込まれています。
その「動きの癖」は自律神経や心とつながり、様々な症状や生きづらさの原因になっています。例えば…
- 言いたいことを言おうとすると喉が締まり言いたいことを止める癖
- 時間に余裕があるのについ急いでしまう癖
- 常に必要以上の力を使う（3の力で出来ることを5や6の力でやってしまう）癖
などなど。
体験的に学べるので深い学びにつながると好評
つまり、このような「動きの癖」を続ける限り、症状や生きづらさはこの先もずっと続いてしまいます。
そのため、この「動きの癖」を見つけ治療し修正することで、自律神経も心も正常に働くようになります。その結果、症状改善だけでなく人生さえも少しずつ改善していくようになるのです。
患者さんのためにも、そしてあなた自身のためにもソマティック・サイコセラピーをしっかりと学ぶことをお勧めします。
私は約20年前から学び始めましたが、これを学ばなかったら治療技術はもちろんのこと人生も冴えないものとなり、今の楽しく充実した人生はなかったと思っております。そのため、人生を充実した楽しいものにされたい方はぜひ学んでほしいと思います。
継続的に自律神経を改善させるには、
ソマティック・サイコセラピーは欠かせない
日本自律神経研究会では、今まで、患者さんの自律神経を整える様々な手技をお伝えしました。
これはこれで素晴らしい手技である一方、患者さんにとってこれらは受動的な方法になります。神経的に言うと感覚神経だけを使っています。
その一方で、ソマティック・サイコセラピーは感覚神経だけでなく運動神経も使います。
運動神経は、人間関係も含めた今の環境を自分に最適な環境に変えるために働きます。
例えば、言いたいことが言えずに中咽頭収縮筋（迷走神経支配）が緊張している患者さんがいるとします。この場合、息苦しいという症状に悩まされます。
自律神経療法を行えば中咽頭収縮筋は解放され息が楽になります。
これはこれでとても大切なことですが、その人の環境が変わらなければ再度中咽頭収縮筋が緊張し息苦しさが出てきます。
しかし、この患者さんがしっかりと自分の意見を言えるようになると、それにより周りの人が変わり、その患者さんの環境が少しずつ変わってきます。
また、きちんと言葉を出すことで患者さんの神経系の機能も向上し、その結果、自信も得られるようになります。
するとこの先、中咽頭収縮筋を緊張させなくてよくなりますので、息苦しさが出てくることはありません。
ここで重要なのは施術で筋の緊張を開放させるだけでなく「運動神経を使って声を出す」ということです。
運動神経を使うことで自分の外側にもアプローチできるようになり、人間関係・仕事・家庭などの環境が改善され、症状だけでなく人生までも変わっていくのです。
つまり、ソマティック・サイコセラピーは体と心だけでなく環境も変えていくのです。
私にも経験がありますが、うつや自律神経失調症の患者さんは体も心も環境もどん底状態です。そこから抜け出すには、施術で症状を改善させる必要もありますが、自分自身で自分以外に働きかけ、環境を自ら変えていける力も重要になります。
しかし、全ての患者さんが環境を変える動きはできません。できないから症状につながっているのです。そのため、我々がそのサポートをして患者さん自身が環境を変えられる動きができるように教えていくのです。患者さんが自分自身で環境を変えられると自信にもつながり、更に症状の改善につながっていきます。
これが、私が思うソマティック・サイコセラピーの意義です。
患者さんは不幸にも過去の色々な出来事で、様々な症状が出るほど体も心も抑圧してしまいました。それを開放させていくのは我々の仕事の一つだと私は思っています。
自律神経専門と看板に掲げるのであれば、ソマティック・サイコセラピーはぜひ習得していただきたいメソッドの一つだと私は思っています。
施術はその刺激に脳が反応し、体の内部に働きかけて症状を治す。
ソマティック・サイコセラピーは、それにプラスして動きを使って体の外部に働きかけ、環境を改善させていく。それが自信にもつながり脳の機能が向上し、症状を更に改善させていけるようになる。
過去のソマティック・サイコセラピー関連セミナー参加者の声
- 今後の人間関係、家族関係、患者さんとの関係に活かすことができる。今後の自分の人生を考える上で今日学んだことも含めて広く大きく全体を見れることが良かったです。また、頭と身体を使うとどういうことが起こるかということがわかった。自分の問題が多角的にも見れないということを学べました。自分の個性は「こうだろう」という思い込みがとれて違う自分が見れた。患者さんへの応対時に感じていた違和感がどういうものか見えてきた。
（大阪府 柔道整復師・鍼灸師 S.N先生）
- 体と心が繋がっていると深く理解が出来ました。安堵感や至福感がずっとテーマでしたが、人を信頼していく事がまだまだ苦手だという事にも気付きました。体からも人間関係でも真にリラックスして信頼関係が築けるよう日々意識していきたいです。「人を深く信頼する」が深いテーマだなと気付けた事がとても大きいです。すぐ出来る事ではありませんが、毎回、毎回恐れずにしっかり意識をして、そこを深めていきたいです。
（東京都 整体師 S.O先生）
- ワークの始めに感じたささいなストレスが交感神経領域を高めた後は感じなくなった事に驚きました。今の社会では良好な関係を作る為に副交感神経を高める事が良いとされていますが、ストレス耐性を高める為に交感神経を高められるようになる事も必要だとワークを通じて体で理解出来ました。副交感神経、交感神経両方とも自由に上げ下げできるようになりたいと思います。
（東京都 柔道整復師 名古屋貴康先生）
- 負け方を知ったことが、とても良かった点です。また、交感神経のあげ方が良かったです。日々の生活の中で欲求がないことに気付きました。交感神経をあげることで、欲求が生まれてくるのではないかと思います。
（茨城県 整体 滝本裕之先生）
- 思っていた以上に、普段交感神経が使えてないな...と思いました。でもその反面、自分の中にも適切な攻撃性というものがちゃんとあるんだな、ということにも気付きました。交感神経を要所で意識しながら高めていけるようなことを、普段の生活や仕事でやっていきたいと思います。
（岩手県 柔道整復師 藤嶋琢也先生）
- ストレスがかかった時の自分の身体の反応（背中がソワソワして緊張する。内臓が落ち着かない）、筋力の緊張、顔や目のこわばりなど改めて実感することができました。今までストレスがかかっていてもあまり身体の感覚に意識を向けず、感情と思考だけで流されていたように思います。
交感神経をしっかりと使える状態になれると身体反応が変わることも体感できたので、必要なクライアントさんに実践していきたいと思います。低エネルギー（代謝の低下）が主かと思っていたクライアントさんには十分な交感神経を使うことができていないケースもありそうなので、持ち帰ってまた改めてチェックしながら今回のワークも取り入れていこうと思います。
（埼玉県 整体 冨田公央先生）
- 自分の傾向（慎重になりすぎる、配慮しすぎる、欲求を抑えこみすぎている、恐怖に対して敏感）を知ることができて非常に良かったです。体の使い方や声をもっと出すようにして自分に自信を持って行動していきます。
（佐賀県 整体師 K.Y先生）
- 交感神経が高まりにくいと自分では意識していましたが、思っていた以上に上げられない。声が出ない。頑張って出すとむせる。喉がイガイガする。抑圧が自分が思っていた以上に強かった。感じるワークでありながら、つい頭で考えてしまう。つい仮面をかぶってしまう。猫運動は自分一人でも手軽に出来るし、患者さんにもすすめやすいので施術に取り入れていきたいと思います。
（静岡県 あん摩マッサージ指圧師 T.A先生）
- 自分が思っているよりいろいろな物が怖くて、対応する能力が使えていないことに気付きました。取っ組み合いや真顔が怖いことに気付いたし、ずっとその場に身を置いていると慣れていく感じがありました。自律神経の幅を広げて、交感神経を使えるようにする。患者さんへの直面化や大きな声の人への対応に生かしたいと思います。
（神奈川県 整体師 K.S先生）
- 普段は言語化しているものも、身体の使い方、表情、声など非言語で表れているものの必要性というか自分でも気付いていないものを見直す、向き合ってみる、問うてみるきっかけとなり、身体は嘘つかないなと改めて感じました。対応している患者さんもそうですが、折を見て自身も振り返ってバランスは大丈夫かな、方向が見えなくなっていないかなとコンパスを合わせる事をしていきたいと思います。感覚を使ってこその身体なので、感覚の信号を使って、その信号のアンテナを麻痺させぬようやっていきたいです。
（東京都 鍼灸師 鈴木真由美先生）
- 良好に進めるタイプだというのが改めて確認できた。その反面、戦うモードをくり返すことで、声を出し力を使いどんどんスッキリしていくのがわかりました。エネルギーサークルを身体のストレスにあてはめると問題が終わってないことが分かり、何をどの順番で進めていくのかが具体的にわかったのが良かったです。自分の得意と苦手を知ることが一番の気付きでした。他の参加者さんから、自分を知れたことも良かったです。知識より体を使うことで理解できました。
（大阪府 セラピスト R.Y先生）
- とても楽しいワークショップでした。声を出すワークが苦手なことに気付きました。（抑圧、我慢）交感神経の幅が狭いことに気付きました。（うまく使えていない）交感神経を上げる動きを日常的に意識したいです。
（岩手県 柔道整復師 T.N先生）
- 昨年とはまた違う悩みを感じながら緊張と不安を抱きつつ参加し、それが自分の予想とは全くちがった流れで徐々に溶けていき、終了の頃にはすっかりなくなるようになり、本当に良かったです。
（千葉県 整体・カイロ 藤井龍磨先生）
ソマティック・サイコセラピーセミナー 臨床編 内容（予定）
セミナーでは理論の解説をし、その後に患者さんへのアプローチとしての手技やワークをあなた自身の体験を通して学んでいくため深い学びとなるでしょう。
良いものを提供するため、内容を変更する場合があります。
- ソマティック・サイコセラピーの基本的概念
なぜ、うつや自律神経の患者さんにソマティック・サイコセラピーは効果があるのか。心身の連携作用を生物学・行動学・発生学・発達心理学・神経学・脳機能学から解説 - 意識のスペクトルと心身へのアプローチ
目の前の患者さん、あるいはご自身の意識や心身はどこに問題があり、どのようなアプローチを行うのかの解説とアプローチ- 意識の成長と成熟
- アイデンティティとスピリチュアル
- 意識の分化と全体化
- 境界と無境界
- 三胚葉理論
人は受精卵から細胞分裂を行う際、外胚葉・内胚葉・中胚葉に分化するが、そのそれぞれには特有のエネルギーがあり、このエネルギーが「鎧化」によって滞ることで様々な問題が表出される。- 鎧化解除ワーク
- 外胚葉：フェイシング
- 内胚葉：センタリング
- 中胚葉：グラウンディング
- パルセイションワーク
- 鎧化解除ワーク
- フロイトの発達段階理論
フロイトが提唱した発達段階にプラスしてその時期の問題がどのように体の癖となっているのかを解説しアプローチ法をお伝えします。- 口唇期のワーク
- 肛門期のワーク
- エディプス期のワーク
- 実例：ソマティック・サイコセラピーを鈴木が臨床現場でどのように使用しているか。
- その他
今までお伝えしたことよりも深い内容のものになります。
ソマティック・サイコセラピーセミナー臨床編 詳細
| 日時 |
2024年5月28日(火) 13：00～19：00 |
|---|---|
| 参加費 |
両日参加 ：66,000円(税込み) １日目参加：35,200円(税込み) ２日目参加：35,200円(税込み) ※懇親会参加費は6,000円です(懇親会参加費のみ当日回収となります)。 ※今回はソマティック・サイコセラピーを体系的にお伝えするため、ワークが含まれる時間も収録し動画で販売いたします。 動画データまたはDVD販売予定：参加者22,000円 不参加者77,000円（予定） |
| 参加資格 | 日本自律神経研究会 会員の方、もしくはセミナーご参加中の方 |
| 場所 |
NATULUCK茅場町2号館 3階大会議室 東京都中央区日本橋茅場町2-16-4 柴宗ビル 東京メトロ東西線・日比谷線 茅場町駅（1番出口）から徒歩3分 |
| 定員 |
各25名 |
| 最少催行人数 |
8名 |
| 持ち物 |
筆記用具 |
| お申込締切 |
2024年5月22日(水) |
※定員に達した際はキャンセル待ちとさせていただきます。ご了承ください。
参加申込みフォーム
※は入力必須項目です。
注意事項
- 先着順になりますので、定員数に達した場合はキャンセル待ちになります。
- 最少催行人数(8名)未満の場合は、セミナーを中止とさせて頂きます。
- お知らせした日にご登録のお口座より参加費をお引き落としさせていただきます。口座のご登録のない方には、お振込先をお伝えします。
- 懇親会をお申込みで当日キャンセルされた場合は、キャンセル料を頂きます。
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